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床暖房特徴
手鏡
24時間運転

共進エネーブの大きな特徴の一つに24時間運転があります。
これは通年運転を意味します。全部の装置(冷房等)を装備した時更に多くの快適さを得られる事と思います。単に24時間と言う意味は言葉通り、途切れる事の無い連続運転のことを意味します。暖房だけを考えた時、地域に依って差はありますが、常識的には外気温が平均15℃以下であれば運転する事に依るメリットは絶大です。普通の床暖房は各温水回路の配管は細く、しかも配管距離はまちまちになっています。その為に熱動弁と言う装置があり、温水が往って還って来る管に温度センサーを取り付け一定温度になると閉止する様に出来ています。つまりその回路のみが暑く又冷たくなり過ぎない為の装置なのです。更にその熱伝達方式は熱移動を早く確実にする為に、比較的熱に対して良導体を採用しています。とにかく即熱が必要な訳です。しかしその即熱はどの様な意味かと言えば、温度の立ち上がりを良くする又は早くすると言う事の他は有りません。それは床暖房装置を断続的に又一時的に使うと言う事も意味し、その装置全体を止める事が有ると言う意味です。何故24時間運転を前程にしないのかという事ですがそこには重要な意味があります。もちろん建物の使用目的がある事も十分考えられますが、燃費の問題が隠されているのです。


例えば1㎡当り100kcal の熱源が必要になるとすれば、次の様な計算が成り立ち
ます。(灯油換算)(面積は50坪)24時間運転した時の燃費を計算致します。

一般の床暖房  100kcal/㎡h の時        灯油使用量は   
100kcal×50坪×3.3㎡×24h×30日/8,950kcal   =1,330L/30日


  灯油代100円/Lとすれば
         1,330L×100円 =133,000円/30日


 これに対し共進エネーブは20kcal/㎡hであるから単純に計算して  
         133,000円×20
/100 =  26,600円/30日    と成ります。

この様に大きな差が出る為、通常の暖房装置は不要な時間帯は止める事は当然の成り行きとなります。

従って40kcal/㎡hであれば、53,200円/30日となり計算は差程難しくは有りません。

又全ての床暖房に共通する事は一旦温度が冷えた時再び温度を立ち上げるのに計算通り行かない事が通例で毎日、毎回続けてそれらを断続的に使用する事は大変厄介な事でもあり、装置も複雑になり故障の原因を引き起こす事につながります。 ですから"共進エネーブ"が暖房に対して低カロリーで確実に室温を維持できると言う事は少なくても省エネルギーに貢献し、地球環境にも優しく又人間に対しても素晴らしい装置を開発した事になると思います。特にお年寄り、子供、女性には最適で、又大きな施設、24時間暖房を必要とする建物に関してはこの上ない装置であると自負しています。
 

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不凍液は不要・熱媒体は水道水

24時間連続運転するという事は、何を意味するかはすぐ判断が付くと思います。誰しも燃費が多大にかかる様では決して我慢をして迄24時間冷暖房の運転は致しません。その事がまず第一番でしょう。共進エネーブの床暖房布設は別紙でも述べて有ります様に玄関から押入・クローゼット・ユニットバスの下等、隅から隅迄全面布設するのが建前です。それでいながら燃費が安いので24時間運転が可能になった訳です。24時間運転をするという事は、不凍液は不要という事につながります。一つの例を記します。長野県の八ヶ岳の裾野によく星の観察等で知られています原村と言う地域が有ります。そこは夏は大変過ごし易いリゾート地ですが、冬期は厳寒の地です。茨城県にお住いの方ですが、こちらに約20坪位の別荘をお持ちの方がいらっしゃいます。建築する条件はたとえ別荘と言いましても、24時間連続運転が条件ですと言う事のお約束の元で施工させて戴きました。そのお客様は1ヶ月に1回位しか利用致しませんですが、その様な床暖房が有るのであれば是非使いたいと言う事で、当社も1ヶ月の維持費用は20坪で5,000円以下で納まると約束を致しました。その建築は平成10年8月完成しました。以来5年程御使用になっておりますが、お客様は約束の通り使用していますし、燃費も同様です。寒冷地に別荘をお持ちの方は経験が有ろうかと思いますが、管理する人がいない場合は、本当に底冷えする寒さに耐えられず、ホテル等へ移る方が沢山います。
その意味で維持費の安い事はどの様な条件下に於いても、家を建てようとする人には重要な関心事であると思います。

不凍液は凍らない為の液体ですが、その凍らない様にする為に大変損をしている部分が有ります。メーカーの技術者でしたらご存知かと思いますが、不凍液の比熱は0.85なのです。それに対し水は0.998kacl/kg・deg(20℃)せっかく熱媒体として使用するのに15%も冷え易い液体なのです。その事は放熱し易いという事で、又「太古の火に当って暖を取る」といった観点から燃料が大量に掛かる話に戻ってしまいます。その事からしても燃料に換算すれば、当社の仕様からみて、不凍液を使用する事は不適当であるといわざるを得ません。又、水道水より粘性があり熱媒体としての流れも悪く、管内に付着し易い性質も有り、更に劣化すれば1L当り1,000円以上と言う値段でも有り、我社の床暖の水量に換算すると50坪で300L程度は入りますから1/2のうすめ液でも150Lも必要になり150,000円 +メンテナンス手間という費用で一定の期間に不凍液入替えの為の維持費が掛かることに成ります。その意味からして、それらの装置や不凍液仕様と対比して、公的機関に依り管理された水質である事から、水道水であれば殆ど設備に関して無害であり配管の保全や凍結に対しても、安心して使用出来ます。改めて通年の費用を考えると、維持費とその特性からも安くて無害のものの方に軍配が上がる事となります。

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