木造の建物を１階２階と当社の床暖房を布設した時、ある御客様から次の様な事を言われました。

『２階で子供が騒いでも全く音がしない。又、震動も伝わってこない』と言われました。

更に『屋外の騒音も殆ど聞こえなくなった』という事です。それは装置を施した二次的な効果なのです。理由は簡単です。前者はシンダーコンクリートの質量のおかげと、隙間なく隅々までコンクリートが回っていて、建物が震動しないからです。通常の木造住宅ですと、床材と下階の天井のみで音を吸収するだけの為、１・２階の空間が太鼓現象を引き起して音が増複、更に大きな音として伝わります。
又最近ではあまり見掛けませんが、震動も床材のしなりやひずみ,又衝撃に依る建物の動きがそのまま階下に柱を伝っておきる現象です。後者は、外壁面に施した断熱材や、ペアーガラス・二重サッシ等の断熱効果がそのまま遮音効果をも、もたらしたものです。何れも共進エネーブの床暖房を布設する事に依って、シンダーコンクリートとの打設や断熱工法が相乗的に良い結果をもたらした事となります。